明治の神仏分離までは大神神社の神宮寺,大御輪寺(だいごりんじ)で、現在は大神神社の摂社「若宮さん」として知られています。祭神の大直禰子命(おおたたねこのみこと)は大物主大神の子孫で、ほかに 少彦名命と活玉依姫命の二柱を配祀しています。
崇神天皇の時代に国中で疫病が大流行した時、天皇の夢にあらわれた大物主大神の神託によって、茅渟県陶邑(現在の堺市)にいた大直禰子命が見出され、大神を祀る神主にされると疫病は治まり国が平和に栄えたとされます。祭神が大物主大神の子孫である事から若宮社とも言われています。
桜井市聖林寺の、国宝十一面観音は、元々この神社に祀られていましたが明治の神仏分離で桜井市の聖林寺に奉安されています。また本殿は明治以前に神宮寺であった大御輪寺の本堂であったとされ、国の重要文化財に指定されています。
春の大例祭:4月8日、若宮神幸祭4月9日所在地;桜井市三輪字若宮 ℡、0744-42-6633(大神神社社務所)交通:JR三輪駅下車 徒歩10分