仁王堂八幡神社(桜井市谷小字仁王堂)

仁王堂八幡神社は桜井市谷小字仁王堂の古代の官道に面して鎮座しています。祭神は品陀和気命(ほむだわけのみこと)(第15代応神天皇)由緒は不明だが境内にある説明板に創建は江戸時代の中期(推定)とある。

桜井市史によると切妻造本瓦の拝殿、唐破風付春日造銅板葺の本殿と五基の石燈篭があり、拝殿前右側の「八幡宮/寶曆十二壬午/五月吉祥日」(一七五二年)が最も古い。本殿前の石造狛犬(一対)は「安政四巳年/十一月吉日」、入口の手水鉢は「文久元/酉七月下旬/敬白」、それぞれ村中安全のため奉献。境内東よりの金毘羅大権現(石)は文化十四年(一八一七)北隣の庚申塔(石)は寛政六年(一七九四)の建立。」とある。

尚、拝殿の横の観音堂には本尊聖観音立像他五仏を安置している。