長谷寺(はせでら)(桜井市初瀬)

 長谷寺は真言宗豊山派総本山で、山号を豊山と号し、西国三十三所の第八番札所として広く知られ全国に末寺三千余ヶ寺、 檀信徒はおよそ三百万人といわれ、四季を通じ「花の御寺」として多くの人々の信仰をあつめています。

  朝の勤行は本尊十一面観世音菩薩様に礼を尽くし供養する法要で平城遷都1300年祭を契機に、隠国の里「初瀬」の、1000年以上絶え間なく続けられてきた’祈り’に出会うことができるようになり元旦を除く毎日下記の時間に行われています。一般の方も自由に参拝(参拝料500円)できますので隠国(こもりく)の里「初瀬」で長谷寺の精神性を体感ください。

 4/1~9/30 (夏時間:毎朝午前6時30分)

10/1~3/31(冬時間:毎朝午前7時)

 真言宗豊山派総本山長谷寺は、山号を豊山と号し、西国三十三所の第八番札所として知られています。朱鳥元年(686年)に飛鳥の川原寺の僧 道明が天武天皇の病気平癒を祈願して、再建(昭和29年)された五重塔の建つ西の岡あたりに三重塔(多宝塔とも)を建立し、「銅板法華説相図」を納めて祈願したのが長谷寺(本長谷寺)の始まりです。

 その後、徳道上人が聖武夫皇の勅額によって、東の岡に十一面観音菩薩を本尊とした堂を、祀りになったのが、現在の本堂のもとと言われています。堂は何回も大火にあい、現本堂(国宝)は1588年の再建、本尊の十一面観音立像は、 右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に花瓶を持つ珍しいもので我が国最大(高さ約10m)の木造佛で、天文七年(1538年)東大寺仏生院実清良学のの作と伝えられています。創建由来を語るものとしては、国宝の銅板法華説相図(白鳳時代)があり、他にも貴重な文化遺産が数多く残されています。平安時代には霊験高い観音信仰の中心地として熱狂的な長谷寺詣の人々で大変賑わい紫式部の「源氏物語」の舞台にもなり、「枕草子」で知られる清少納言ほか多くの文化人が訪れています。

 他にもたくさんの見所があり、山門から続く約400段の登廊は、風格のある見事な回廊で、両側斜面に何千株もの牡丹が植えられ、長谷寺の魅力をさらに引き立てています。また本堂の前にせりだした舞台は、京都の清水か初瀬かといわれ、舞台から見る眺望は、まさに絶景で 四季を通じて「花の御寺」として多くの人々で賑わっています。  

入山時間

8:30~17:00( 4 ~9月)

9:00~17:00(10~11月、3月)

9:00~16:30(12~2月) 

入山料金 大人:500円(中高生:500円、小学生:250円 )

近鉄長谷寺駅から徒歩20分


長谷寺-HPコチラ