「大和の古墳チャンネル」より引用
舒明天皇とその母親の田村皇女(糠手姫皇女)の母子を、合葬した舒明天皇陵(段の塚古墳)前の、細い道の横を静かに流れるせせらぎの傍に、万葉学者、犬養孝揮毫の鏡王女の歌碑があります。
万葉歌碑は数多くありますが、これほど風土にぴったりくる歌碑も少ないと言われている歌碑です。わずか31文字の中に内に秘めた女心を見事に歌い上げています。この歌碑のあたりから視界が一気にひろがり、遠くに鏡王女墓を望めます。まさにここは「万葉の世界」の入り口で空気感まで違うように感じてしまいます。