外鎌山北麓の団地造成に伴い調査され、竜谷6~9号墳が朝倉台2号公園で現地保存されている。いずれも径10~15m程度の小円墳。
●6号墳:直径約10mの円墳で左片袖式の横穴式石室。玄室長約3.1m、 幅約1.6m。出土遺物は金環、鉄刀片、鉄鏃、須恵器、土師器など築造 時期は6世紀前半。
●7号墳:直径約16mの円墳で掘割がある。石室は全長約6.3m、玄室長約3.4m、幅約1.7m、羨道部長約2.7m、幅約1.2m出土遺物は刀子、鉄くぎ、須恵器など築造時期は6号墳とほぼ同じ6世紀前半。
●8号墳:直径約18mの円墳で掘割を持つ。石室規模は現存長約4.5mで幅約2.4m、現存高約2m。出土遺物は水晶製三輪玉、耳環、鉄鉾、刀子築造時期は須恵器、土師器などで築造時期は6世紀やや下がる頃。
●9号墳:木棺直葬で墓壙は幅約55cm、現存長約1.7m、深さ約10㎝で出土遺物として須恵器の杯身、杯蓋があり築造時期は6世紀初頭でこの中では一番古い古墳である。