山本 健吉文芸評論家、折口信夫から大きな彫響を受けた。日本の古典文学に閃するすぐれた評論を発表。文化勲章受賞(1983年)
巻向の 桧原も未だ 雲いねば
小松か未ゆ 淡雪流る
万葉集巻10-2314 柿本人麻呂
歌の意味巻向の桧の原にもまだ雲がかかつていないのに松の枝先を沫(泡)雪が流れるように降っている。
☆碑の建つところは、角力のはじまり旧跡カタヤケシがある。そこから奈良盆地を見下ろすことができ、見晴らしの良いところである。
柿本人麻呂飛鳥時代の代表的な歌人。後世、山部赤人とともに歌聖と呼ばれる。人麻呂は巻向山麓の里に愛する妻が住んでいたために、この付近の自然を歌った作品が多い。
歌碑の場所 41番相撲神社境内の広場の奥の土俵跡の前に北面して建つ。