33.現身の人なる吾れや・・・

揮毫者 小倉遊亀
大正・昭和期の日本画家。安田靫彦に師事。
代表作に「浴女」等。

現身(うつそみ)の

人にある吾れや

明日よりは

二上山を

弟背(いろせ)と吾が見む

  万葉集巻2-165 大来皇女 

歌の意味
肉体を持つ人間である私は、弟が葬られた今、明日からはその墓のある二上山を弟として見ることになるのか。(大津皇子の屍が殯宮から二上山に移し葬られた時に歌ったもの。)

☆大津皇子の屍を葛城の二上山に移し葬る時、大来皇女の哀しみ痛む御作歌二首)(そのうちの一首)

大来皇女
天武天皇の皇女。毋は大田皇女。弟の大津皇子が刑死した一ヶ月後に、当時奉仕していた伊勢斎宮の職を解任され都に戻った。

歌碑の場所 33番
吉備池の西側の池畔に碑は東面して建つ