揮毫者 保田與重郎 文芸評論家。亀井勝一郎らと『日本浪漫派』を創設。万葉学にも卓越。桜井市生まれ。
こもよみこもち ふくしもよ
みふくしもち このおかに
なつますこ いえのらせ
なのらさね
そらみつ やまとのくには
おしなべて
われこそおれ しきなべて
われこそませ われをこそ
せとはつらめ いえおもなおも
巻1-1 雄略天皇
歌の意味籠も良い籠を待ち、へらもよいへらを持って、この春の丘で菜をお摘みになっている娘さん。あなたの家はどこかききたい。さあ言いなさいよ。 この天が下の大和の国は私が押し靡かせており、私が統べ治めているのだよ。さあ、あなたも私におしえて下さい。あなたの家も名も。
雄略天皇大泊瀬幼武天皇(おおはつせのわかたけすめらみこ)5世紀後半の英雄。允恭天皇の第21代天皇。毋は皇后忍坂大中姫(おしさかのおおなかつひめ)
歌碑の場所 23-2番初瀬街道に沿った白山神社の中南面して建つ近鉄大和朝倉駅から徒歩約2キロ。