20.苦しくも降り来る雨か・・・

揮毫者 木本 誠二
大正・昭和期の外科学者。特に血管外科の権威で代用血管の人体移植法などを創案し、戦後立ち遅れていた日本の心臓外科を飛躍的に発展させた。

 

苦しくも

降り来る雨か

神(みわ)の崎

狭野(さの)の渡りに

家もあらなくに

  万葉集巻3-265 長忌寸奥麿
      (ながの いみき おきまろ)

 

歌の意味
難儀なことに兩が降ってきた。三輪の崎の狭野の渡し場には雨宿りする家もないのに。                 

長忌寸奥麿(ながの いみき おきまろ)
未詳。姓は忌寸。日本書記にみえる長直(倭漢系帰化族)がその祖か。

 

歌碑の場所 20番
金屋から三輪山の南裾を東に走る上街道の途中三輪山へ通じる杣道の入口に西面して建つ。