17.こもりくの泊瀬の山 青幡の・・・

Previous
Next

揮毫者 有島生馬
大正、昭和期の洋画家。雑誌「白樺」の創刊に加わり、小説、翻訳、随筆にも筆をふるう。

 

こもりくの泊瀬の山 青幡の 

忍坂の山は走り出の  

よろしき山の出立の  

くわしき山ぞあたらしき山の  

荒れまく惜しも 

  万葉集卷13-3331 作者不詳

歌の意味
泊瀬の山、忍坂の山は、家から一走り出たところにある(見える)美しくすぐれた山である。この立派な山をいつまでも保ちたいのだが、年ごとに荒れていくのは、ほんとうに惜しいことである。

歌碑の場所 17番
泊瀬川(大和川)に架かる大向寺橋の袂に三輪山を背にして建つ。
(この歌碑の他に忍阪山の麓、忍阪の生根神社境内にもこの歌の歌碑があります)