揮毫者 有島生馬大正、昭和期の洋画家。雑誌「白樺」の創刊に加わり、小説、翻訳、随筆にも筆をふるう。
こもりくの泊瀬の山 青幡の
忍坂の山は走り出の
よろしき山の出立の
くわしき山ぞあたらしき山の
荒れまく惜しも
万葉集卷13-3331 作者不詳
歌の意味泊瀬の山、忍坂の山は、家から一走り出たところにある(見える)美しくすぐれた山である。この立派な山をいつまでも保ちたいのだが、年ごとに荒れていくのは、ほんとうに惜しいことである。
歌碑の場所 17番泊瀬川(大和川)に架かる大向寺橋の袂に三輪山を背にして建つ。(この歌碑の他に忍阪山の麓、忍阪の生根神社境内にもこの歌の歌碑があります)