揮毫者 林 房雄小説家、評論家。学生時代にマルキシズムに傾倒。獄中生活で温めた構想を長編小説「青年」に発表。
わが衣 色に染めなむ
うまさけ 三室の山は
もみぢしにけり
万葉集巻7-1094 柿本人麻呂
歌の意味三輪山の木々が美しく紅(黄)葉してきた。私の衣を、その美しい色で染めよう。
柿本人麻呂飛鳥時代の代表的な歌人。後世、山部赤人とともに歌聖と呼ばれる。人麻呂は巻向山麓の里に愛する妻が住んでいたために、この付近の自然を歌った作品が多い。
歌碑の場所 14番平等寺の山門を入ったすぐ左手に建っている。