揮毫者 鹿児島寿蔵(じゅぞう)明冶・大正・昭和期の歌人。人形作家。博多人形をベースにした独自の「紙塑人形」の開発により人間国宝に指定。アララギ派の歌人として知られる。
あしひきの 山川の瀬の
鳴るなへに 弓月が嶽に
雲立ち渡る
万葉集巻7-1088 柿本人麻呂
歌の意味山から流れ落ちてくる川の瀬の音が高くなりひびくにつれて、弓月嶽には一面に雲が立ち渡ってゆく。
柿本人麻呂飛鳥時代の代表的な歌人。後世、山部赤人と共に歌聖と呼ばれる。人麻呂は巻向山麓の里に愛する妻が住んでいたために、この付近の自然を歌った作品が多い。
歌碑の場所 5番穴師川の横の市道沿いに南面して建つ。